2017年12月6日水曜日

和田よういち(敬称略)の考察


0.はじめに


本当は和田よういちの研究としたかったのですが、掘り下げ方がまだまだなのでよくある一考察という事にします。
和田さんには断りもなく勝手に書いたものなのでご意見は私にお願いします。

和田さんは秋田県本荘市の看板屋さん、だが本職はシンガーソングライターらしいのです・・・・
染み入る感じの曲を作る人で私のお気に入りは”お月さん”です。
で、対抗して”月が綺麗だ”と言う曲を作ったのですが全然違う雰囲気の曲になっています(笑)



実は和田さんを参考に音数が少なくサマになる曲を作りたいと思いつつ、結局ここ1年成し遂げられなかったので、ここはまず和田さんの人となりではなく曲となりについて色々と考えてみようと思い立った訳です。




1.キー

まず、和田さんの曲はアコギ一本がよく似合う。これだけではマイナーな曲が多いのではないかと騙されてしまいます。
しかし手元に和田よういち2016という14曲入りのCDがあるのですが聞いてみると驚く事にマイナーキーは一つもないのです。
Dが4曲、E、A、Bが2曲づつ、C、B♭、E♭が1曲づつ、さらにコードの押さえ方で見ていくとB、B♭はカポを使いAにしてプレイしているのでAが5曲、E♭はカポ1でDとするとDが5曲、
つまり大部分はAとDで演奏されています。

このコードの場合一番の低音弦で迫力を出すために使いたいところの6弦はほとんど利用しないという事になります。
これは重すぎない音作りに一役買っているのではないかと思うのです。


2.音域

 和田さんの歌は声を張り上げるようなサビはあまり出てこない、どことなく不思議な感じでサビに引きずり込まれていくのです。
歌で出てくる高音域はEも見られるものの、大部分はCかC#であってそれほど高音域を使っていません。これが柔らかな和田さんの世界のキーワードの一つと思えるのですが・・・

3.テンポ、リズム

 総じてアップテンポの曲はなく最高で110、大体は70位です。私の場合はこのテンポでは遅くて曲を維持できずテンポを上げてしまうのだけど、ここも和田ワールドのポイントとなる部分と思う。
ゆっくりとした曲を独特のテンポで歌う。ひょっとして数小節ごとに合わせているかと思える良く分からないリズムの曲もあり、1小節毎合わせる私とはリズムの捉え方が違うのだなあと思うのです。


4.歌詞

 和田さんは人生を詠うのです。時には身近な話題を取り上げ、時にはおとぎ話のような流れを使うのです。
そしていずれも景色が浮かび更にそこにいるであろう彼の心情が感じられる様な詞を乗せてくるのです。
取り上げる題材は空、土、雲、痛み、公園、昨日、今日、など自然のものや身近なものが多く見らます。

きっと普段の生活の中から紡ぎ出す歌詞なのだろうけど、
ああ、詩人なのだなあと思うのです。

5.歌い方

 まずはダミ声に近い感じで歌う事が基本の様です。私の知ってる所では泉谷しげるや加川良、そして時に詞も相まって西岡たかしの様な雰囲気も出すのです。
だが、和田さんは騙してばかりなので注意が必要なのです。
ずっとそんな声で歌うのですが、最後の曲”明日も晴れる”だけは爽やかな声で歌い上げていて、ああ、やられたと思ってしまうのです。

6.ギター、ハープ

 ギターは2フィンガーか3フィンガー奏法が基本でストロークはほとんど行わない様です。
私の場合は複数弦を引っ掛けて音量や音数を稼ぐ様に弾くのですがそんなだらしない事はせず、丁寧な弾き方でベース音もきっちり一音一音弾いているのです。
ハープも同じで幾つかの音を混ぜて吹いたりはしているが基本は綺麗に一音を出します。
この辺はこだわりがあるのではないかと思うのです。

7.まとめ

 勝手に感じた事、思った事をまとめているのですが、私から見ると1世代上の流れを受け継いで歌っているとてもスタイルの定まった感じ、和田節と言って良いかと思うのですけども・・・
なかなか和田さんの真似はできないので少し長い目で何か取り入れたいと思いつつまとめにしたいなと思う次第です。

駄文おつきあいありがとうございました。

2017年11月12日日曜日

HJ−311にピックアップ(Anthem)を取付ける

経緯

ウルフトーンでかなり手を焼いた(いや進行形だけど)HJ−311にピックアップを取り付けようと考えヤフオクで中古のL.R.BaggsのAnthemを入手。
アンダーサドル型のPUはギターに穴を開けるので避けていたのだけど、マグネチックの音にも飽きてきたので思い切って手を出すことにしたのだけれど、
やっぱそうは上手くいかない、人生だなあ.....

エンドピンジャック




百均のノギスで直径を測ってみたのですが、いやー1/10の単位で測定できないタイプでがっかり、刃物と計測器は百均で買わないという鉄則を忘れた自分が悪い。



今回はステップドリルもセットになったドリルビットを購入。
ステップドリルは丁度12mmまで対応します。
でも、やはり仕上げは12mmの木工用ドリルで仕上げました。

ま、ここまではオッケーです。

綺麗に穴があきました。
ネット上にはリーマで穴を広げるという記事がありますが、私は懲りたのでリーマはやめました。
開けた穴がリーマの形で8角形を引きずったり、切り口が綺麗になりません。
その点ステップドリル+12mmの木工ドリルは綺麗です。

アンダーサドル用の穴あけ




これが問題でした。
HeadWay HJ−311はXXブレーシングという一風変わったブレーシングです。
これがアダになりまして....
アンダーサドル用の穴はサドルの両端に八の字型の空けるというのが通常の様です。
それに習って2.5mmのドリルで開けたのですが、あれれ!!いつまでたっての貫通した感じがない??


取り付けた後の写真ですが、穴がブレーシングの真ん中に出ていました
ショック〜
XXブレーシングのおかげでサドル両端のあたりを力木が通っているのです。
でも今更しょうがないのでそのまま貫通させました。
直角に穴を開けたらギリギリ避けれたか、少しは当たったか、という感じです。

TrueMicもエンドピンに触らず力木に触らずとなるとギリギリの位置です。
(後でエンドピンの後ろに持って行ってみようかと考え中、でもきっとこの位置がベストなんだろうな)

コントローラー取り付け


あとは、こいつらを中に入れて取り付けは完了。


サドルにPUを敷いたので上がった弦高を確かめます。
サドルを削ってまあこんな感じ。

まだ少し高いのでギターが落ち着いたらもう一回削るつもりです。



コントロール部分が見えます。
音は、バランスVOLでピエゾにするとめっちゃ独特のプリッとしたピエゾの音、
マイク側にするとちょっと高音の強いマイクの音で、少しきつい感じの音がします。
TruMicの位置を変えたくなるのはこれがあるからです。
マイク7割ピエゾ3割くらいで結構いい感じの音がしています。

追記:Anthemは250Hz位を境に低域はピエゾのみが受け持ち、高域をピエゾとTruMicが受け持つ様になっていて、高域だけピエゾとTruMicのバランスを調整できるそうな。
LyricのTruMicとは違うのか、残念。
Anthem SLは完全にピエゾとTruMicを250Hzくらいを境に受け持ちが違う様だ。
SLの仕組みで行けるのならAnthemのTruMicは多く入れて良さそうだな。

感想

やはりブリッジサドル部分に穴を開けるのは怖いですね。
今回2箇所力木に穴を開けてしまいました。
ギターの強度も少し下がったと思います。もう中古で売れないなあ。

Anthemでなくってアンダーサドルを使わないLyricで良いかなって思います。

うれしい誤算は、ウルフトーンの影響が少なくなったことです。

でも今度は2弦解放時に金属音が混じっています。ナットの溝を整えても出るので共振かもしれません。これはどうするかな。
ブリッジかナットか?何か挟んでみて消えるか調べるかな〜
んーまたこれで時間がかかるなあ〜



2017年8月23日水曜日

ここにぶつけるかぁ


9月3日は13回目となる秋田のPMA(Power of Music from Akita)一般参加の路上ステージ演奏日です。
今年のPMAはAMF(Akita Music Fastival)の一つとしてブラスフェスと一緒に9月2日、3日に開かれるのですが、昨年から始まった高橋優が企画する秋田キャラバンミュージックフェスが去年今年と被せてくるんだよなあ。



高橋優はまったくそんな気はないのかも知れないし、規模も出演者も桁違いなので比較にも競争にもならないのだけれど、”なんでここにぶつけてくるかなぁ、高橋優のばかやろう!”と言いたい、いやこの際なので言っておこう。

ちなみに高橋優のフェスには知事も本荘市長も応援メッセージを寄せてるとなると秋田県公認に近い立場だし、臨時新幹線もシャトルバスも走るとなるとイベント規模が違う。
今年はスガシカオ、PUFFY、BEGINなどなど有名なアーティストも来るしなあ。

この狭い地域でやられたらイベント全体としてはやっぱ影響あるだろうな。県外から来てキャラバンフェスに行く人がPMAに少し流れてくれると良いのだけれど、昨年の感じからするとそれはなかったかな。


話はPMAに戻すと私は今年はrubatoとして3人での演奏。まあ聞いている人は身内だけなので別に影響はないのだけれど。

まあ、でも、
人前に立ったらアマチュアでも下手でも精一杯やります。

AMF http://akitamusic.org

PMA http://www.akita-genki.com

2016年秋田キャラバンフェス http://www.acmf.jp/2016/artist/

2017年秋田キャラバンフェス http://www.acmf.jp/2017/artist/http://akitamusic.org


2017年7月12日水曜日

第13回 2017年 PMA 出場者ミーティングに参加して

rubatoです、PMA今年は川反3丁目公園で14:50からとなりました。
出演会場一覧:PMA Webページより)

昨晩は第13回PMA出場者ミーティングに参加したのですが、なんだかんだで今年は10回目の参加です。
そして色々と思う所もあったので書きたいと思います。

1.予算が厳しい

  参加バンドがいつもより少ないのでその分こじんまりした感じですが、補助金削減
  による影響もあり予算不足でゲストを呼べないので前夜祭9/2夜、フィナーレ9/3夜
  も地元のミュージシャンで計画するとの事です。
  確かに初期のPMAはそうしていてフィナーレは高瀬バンドが仕切っていたと思うの
  で原点回帰となった訳ですがこれはこれで良いのだと思います。

2.音楽で街を元気に、地域活性化にはならないかもしれないけど


  音楽で元気にしたい   ありと思います。私は本当に苦しい時に救われました。
  音楽で街を元気にしたい これも人が元気になったらいけると思います。
  音楽で地域活性化    これは疑問だなあ、個人が元気になることで地域が活性化
              すると、まあ言えなくもないけど。

    【ちなみに音楽に限らず**で地域活性化、という言葉は嫌いです、
    更に言うなら高度化という言葉も嫌いです。両方ともお役所で良く使
    うと思いますが、分かった様な気になってしまい本質を覆い隠してし
    まう言葉です。
    便利なので何にでも使われる事になったのだろうと思います

  私は地域活性化というのは
    経済活動が活発になること
    言い換えるとお金が回ること
    それで少し生活に余裕が出てくること
    そしてすべての世代がバランス良く生活している
  という前提の上で成し遂げられると思うのです。
  経済活動を活発にすることが難しいので、それでも何かやろうとカンフル剤的なお
  祭りやイベントを打つ訳ですがベースとなる経済状況が良くないとその時だけ何か
  やったぞと終わって気持ちだけ満足するが懐は変わらず、となってしまうよなあ...

  自分の仕事のことも真剣に考えよう

3.会場

  会場はもっと近いところにまとまってあると良いのですが、民家が混じる街中で音を
  出すので苦情もでるし難しそうです。仙台ジャズフェスはほぼ民家がなくて公園、役
  所、商業関係の地域なのでやり易いのかもしれません。
  ストリートとは言いながらロック系のバンドはなかいち内のホールだし、なかなか難
  しい運営と思います。
(ステージ配置 PMA Webより)


4.参加者

今回も大人なロックやってますとか、飲み屋つながりで結成とか、学生の頃の仲間な
  どなどいろんなグループがあります。
  でも今回特筆すべきは障害を持つ人が車椅子で出演するということ。
  自分で作詞し、関わっている人が作曲して伴奏をするということです。車椅子で出る
  人にも機会を与えているんだなと少し見直したり。これは太平山ロックフェスではで
  きないだろうと思う。
  余計な心配と思うけど車椅子で大丈夫かなという場所なのですが。

5.何故参加するのか、音楽やっているのか

  では自分が一般受けしないオリジナルの歌物をやっているのは何故だ!と問うてみ
  ると
      コピー演奏はピンと来ない
      自分なりの解釈でもオリジナル以上に歌えない
      歌唱力では自信は到底ない

  こんな状態でも自作なら作った曲で表現した中から、もしその中で
  一個のフレーズでも誰かの心に留まって共感を得られたら素敵
  と思っているから、かな?

6.高齢化

  PMAは13回目なので参加者の高齢化は否めないぞ。
  その中で、和洋高校の軽音楽部が平均年齢を下げている。なにせ毎年メンバーが変
  わるからなあ。卒業した人はどこへ行ったんだろうか。
  彼女たちだけでは平均年齢は毎年上がるなあ。

7.今年は3人編成

昨年弟が都合により参加できず、結構年の離れた血縁者のキーボードの彼に参加し
  てもらって乗り切ったのだけれど、今年は3人で参加することに。
  オリジナルの曲に参加してくれる人など中々いないと思う中ありがたや、です。

  5曲予定しているものの、時間があれば遊びの曲を入れたいのだけど時間的に無
  理だな、きっと。
  おし、走らない様にテンポキープできる様にがんばろう。





2017年5月6日土曜日

iRig Acoustic Stage その2

iRigのハウリング対策

iRigをHJ−311に付けて路上に近い感じの場所で音出ししたら、マイクだけあってやっぱりフィードバックが起こりハウリングを起こした(きよかんさんお世話になりました)。AntiFeedbackボタンがあるので止めると良いのだが美味しい周波数帯の場合は寂しい音になる。

そこで、今回はフィードバック対策を実施。
加えてiRigの細いケーブルと邪魔なコントローラーをどうにかしたいという事で今回作成したもの3点。



マイクの延長ケーブル
ケーブルはモガミの3031に、なんとジャックは通常iPodなどで利用しているものより小さい2.5mm。これがトラブルの元だった。

サウンドホールのカバー
PlanetWaveのが若干大きくて入らなかったので、Kikutaniのを購入。100mmと98mmのリングが入っているのでどにかなるだろう考えて購入。これに、iRigのマイクを両面テープで貼り付ける。

ケーブルホルダー?
エンドピン部分に取り付けて、iRigのマイクケーブルと作成した延長ケーブル接続部分を支持するものを皮で作りました。


サウンドホールの蓋

サウンドホールにフィードバック制御用のカバーを取り付ける。
iRigのマイクはサウンドホール淵に取り付けられないのでカバーの内側にテープで固定。

生音はしょぼくなるが、iRigの音はこれがなかなか素晴らしい音になる。














ケーブルホルダー




手芸屋さんから端切れの皮と止め金具を購入して作成。止め金具は10mmでは力不足で一つ目をダメにし、再度13mmでチャレンジして何とか形になった。
タイトボンドは皮も良く着くのでありがたいなあ。














マイクの延長ケーブル

iRigのマイクを延長するために作った2mmプラグのもので、最初は良さそうなケーブルだったが、接続部に触るととんでもないノイズが出る。
どうもメス側の接触不良らしい。

バラして中を調べてみると、
Tip側は両方から挟み込む様になっており問題なさそう。
アース(被覆)がわの接触部分が根本の一部分しか無く接触不安定の原因らしい。

どうしようか悩んでいるのですが、ステレオタイプの部品を使ってリング部分をアースに利用するのが良いかもしれない。
これ、部品より送料のほうが高いんだよなあ。


とりあえず、こんな感じ


音はiRigでは今までで一番良い感じで出ています。
家でやってみた感じではハウリングにも強い。

ただ、ちょっとゴムの匂いが強いなあ。










iRigのマイクケーブルは細すぎるので、iRigマイクのケーブル付け根から切断して、ケーブルを交換してしまった方が幸せかもしれないと思ってきた。

iRigさん、使える製品としてもう一工夫頼みますよですよ!


2017年3月28日火曜日

iRig acoustic stage を使ってみる

取り付け

iRig Acoustic Stage というライブで使えそうな名前のマイク系PUを購入。
今回は地元の全国チェーンの楽器屋さんから購入。
PU系は結構買ったけど決め手が無い。インブリッジピエゾはプロプリ感が嫌で買っていないものの、ヤイリのエレアコについている、これは結構いい感じ。





 こんな箱で、写真を見るとプリアンプをベルトに止めています。
なんか、このメーカーのロゴは違和感あるけどイタリアのメーカーらしい。











ケースに入っています。単3電池2本で動作するが、プリアンプはめっちゃ軽い!何入っているんだ?という感じ。

マイクについているケーブルは細すぎて断線が心配。












取り付けと言っても、サウンドホールに挟むだけ。
ピックガードにビニテで貼り付けてOKかな。

プリアンプは微妙に光ります、
俺は仕事しているぞー!的な

わかってるって!!

その後こいつの凄さが分かるのだが、安くささは否めず。










早速録音してみます。
比較に使ったのはアマゾンで2千数百円で売られている中華マイク。
Shinさんという方の改造を行ったものです。

















音の比較

直接オーディオIFに入れてエフェクト類は全くかけていません。

まずはマイクで録音した音
少しぼんぼんしてますが、こんな感じの音です。
  マイクで録音

iRigを購入した時のままギターに取付けた時の音
曇った感じの、まあ、言っちゃ何ですがひどい感じ
  キャリブレーション前

そこで、やり方が良く分からないままキャリブレーション実施。
だいたい説明書にきちんと書いていないし、0から12Fまでダウンストロークで弾くらしいのだけども、いったいどの程度の速度で音量で弾きゃ良いのよ?
11F,12Fはきちんと音が出ていないけど、こんなんで良いのか??

ところがびっくり、これは行ける!このプリアンプ結構すごい
  キャブレーション後(NATURAL

ひょっとすると弾き語りにはこれが一番良いかも
  キャリブレーション後(WARM)


キャリブレーションは何回かやり直していい感じのを使う事にしたが、
キャリブレーション時の弾き方でずいぶん音が変わる。
これが保存できたら良いのだけれどなあ。


2017年3月19日日曜日

サウンドホールを1/3塞ぐ

ギターのボディ容積とサウンドホールの径からくる共振周波数をGからずらす方法としてサウンドホールの開口部をすこし塞いで見た。

1/3ほどなので少しとは言わないかも。

さて、上手くいくかな。



まずは、材料。
DIYショップと100均をハシゴして暑さ3mm
の軽い板とコルクシートを購入。

板はアガチスというもので、重さはそんなに無いものですが板目がなかなかいい感じです。











サウンドホールの直径を図って厚紙で型紙作り。
なんか変だ、半径間違えている。

四半世紀ぶり?に使った製図用コンパス。
きっちりと円を描けるので、百均のとは違うなあ。










板を切り出して、紙やすりでこんな形に成形。

四角い部分はスペーサーになり、表板を挟む計画。












塗装したく無い部分はマスキングテープで覆い黒く塗装します。













ギターの表板塗装面にあたる部分はコルクを貼って傷をつけない様にして、












こんな感じ、
なんかこんなお菓子あった様な気がする。













ギターに装着。

まあ、いいかも。











こうして、6弦3FのGから共振周波数をずらせる様になった。
確かにGは延びる、しかし......
他の音がイマイチとなってしまう。どうすっかなあ.....
弾いた時の気持ち良さ半減だなあ。



作業ついでに以前買ったものの使っていなかったマイクをつけてみる。
なんかこれでいいかぁってな気持ちになってきた。











次はiRigにトライしてみようと思ってるけど、
やはりギターは構造に手を入れても上手くいかないものなのだなあ。
今回の工作の収穫だなあ。






2017年1月26日木曜日

iSKの格安コンデンサーマイク

iSKという中国メーカのマイクが良いというインターネット情報をもとにアメリカのamazoneから入手。
んー、本当のところは年末に咳止めシロップを飲んでぼーっと、本当に自分がなんだか分からない感じになっていた時amazoneのページで見つけたiSKのBM-600、気がついた時には、ぽちっと。

そんなに良いマイクなのかよくわからないまま、100ドルのマイクが送料やら税金やらで1万5千円近くになってしまった。

(そんだけあったらMXLのが買えたなあ!安物買いの何とかかもしれない。2017.2.6追記)

位相チェック

ネット上の情報を元に逆位相チェック。ロットにより逆相になっている物があるようです。

左が今回購入したBM-600、右が唯一持っているちゃんとしたマイクと行って良いかもしれないBlueのBabyBottle。

二つ並べて録音して位相チェックを行う。
案の定、逆相になっている。











ケースを開けてみると基盤が2枚になっていてトランスもあるし、結構きちんとした作りになっている。


赤と白の線を反転する。

しかし、フレームが歪んでいるのは安いからしょうがないか。











録音テスト

録音してみたところ、なんか今ひとつ良くない。
低音寄りな感じで高域が延びていない感じがする。でも、部屋と呼べない様な車庫の二階で録音しているのでそのせいかもしれない。

で、せっかくなので出来る限り色んなマイクでホワイトノイズとピンクノイズを録音してみる。

注意:これは吸音も防音もされていないおもちゃの様な実験です。雰囲気だけ感じて頂ければと思います。

ノイズはiPhoneのアプリで発生させモニタースピーカーで鳴らして1m程離れたマイクで録音しています。




iSKのBM-600とBabyBottle


















BM-800(中国製マイク)shinさんのWebに従った改造済み。
測定用のEMM-6はベリンガーのDEQ2496と一緒に購入したも測定用の安いマイク。








SM57と音屋のCM5





















BlueのEnCore200(BabyBottleを購入した時キャンペーンでもらった、ダイナミックマイクなのに電源が必要なやつ)
定番のSM58













録音結果


録音した物をCubaseのPEQで表示すると周波数グラフが表示されるのでそれで比較することにする。
おそらくもう少し良いソフトがあると思うけども。


BM-600の無指向性モード

















BM-600の単一指向性モード
無指向性より高域の持ち上がりが少ないかな。


















EMM-6
(測定用マイク、周波数特性は良いはずなのに、これで録音しても良い音とは思えない)
さすがというか測定用のマイクです。
右端まで落ちずに延びてます。














BabyBottle
(高域が延びていて明るい雰囲気の残るお気に入りのマイク)
これ、録音してみると一番お気に入りの音がするマイクです。
高域が持ち上がっている感じです。














BM-800改造品
(極性、ツェナーダイオード撤去、ソースフォロア、WIMAコンデンサーに交換)
案外とフラットに延びててびっくりです。
録音すると結構いい感じではあります。













EnCore200
(派手な外観が何とも良い)
以外と高域がきついかなと思っています。
使い方が難しいのかもしれません。












SM58
(ありふれているが結構気に入っている)
57,58は同じ会社のダイナミックマイクだけあってグラフもよく似ています。














SM57
(言わずと知れた)













CM5
(音屋の激安マイク、グリル内スポンジとマイク部テープ改造品)
低域が出てないのがグラフでもわかります。
反対に高域が出るのでスッキリして良い感じに聞こたりして、私の耳は全く信用なりません。







結果

よくわかりませんが、BM−600は高域が伸びていないのではなく低域が厚いのかもしれません。
BabyBottleと比較すると高域はスッとしない感じがするのですが、あったかいと言えなくもない感じの音がします。私の好みではBabyBottleですが、録音環境も良くないしマイクの使い方も素人扱いなので使えていないのかもしれません。チャンチャン!!





















2017年1月14日土曜日

ONKYO FR-155A ミニコンポ修理

ミニコンポ故障


FR-155Aはもう6、7年くらい前にヤフオクで購入したミニコンポで、目覚ましタイマーで朝FM放送を流すのが主な役目、まあたまにCDもかける。
2台動いてるのですが、鶴岡で使ってる物が昨年11月に電源が入らなくなったので、オークションで別のを買おうか悩んでました。

しかし、最近のはネットワーク対応やらなんやらと機能は増えた物の肝心のタイマー機能が無い。

修理する気になる


どうしようかと悩でいたのですがやっと、修理してみる気になりコンデンサを購入して交換作業をやり、ました、が、そうはうまく行かない。

まずはばらして様子をみる。


錆が出ているコンデンサらしい部品がある。
5.5V 0.1Fという電気二重層コンデンサ、いやキャパシタらしい。

μが付かないので結構大容量です。

結局アマゾンで注文して、北海道の会社から届いた。








cap-200という型番で、取り外した物と形は全く異なっているが、まあしょうがない。












半田ごてやら準備して交換開始。
とは言っても、基盤を外すのが大変なので足を切って表面でハンダ付けするずぼら交換。









これで、直ってくれ?と思いながら交換。

結構いけてるぞ。









ところがどっこい、そううまくは行かず電源は入らない





しょうがないので、以前部品取り用にハードオフから(3500円だったかなあ)買って来た同じ型番の機器を準備。
なぜか、気の迷いで電源交換にかかる。

.....ここで、気がつくべきだった.....










なぜ最初に制御基盤のコンデンサを取り替えたのかを思い出せ
機械式スイッチではないのだから、電源部の問題と考えるより制御系に問題があると分かるだろうになあ.....






結構ケーブルや基盤の取り外しが面倒です。
これ、こいつを交換したのですが、案の定電源は入りません








ここで、やっぱやめようかと思ったのですが、きっと悔しさがしばらく尾を引きそうなので気を取り直して、制御基盤を交換する事にした。


こいつを交換します。

でも、ちょっと待てよ。コンデンサーが錆びている。
おそらく液漏れを起こしているのだと思うので、これも交換してしまおう。
















基盤を外しているので、裏から綺麗に取り外し交換...っと。

















ドキドキの電源オン!

入った!

おっと、電源交換するんじゃなかった。
でもしょうがない。
一部コネクターがゆるゆるになってしまったので、もう一度ばらすのはやめとこう。







という事で、また2、3年がんばってもらおうかな。
また、よろしくね!!