2018年9月23日日曜日

アコギ ”Taylor GS” のシム調整 その2

先日調整したTaylorのネックですがアングルが元に戻ってきたようでショックを受け
手がボルトの締め具合の感覚を覚えているうちにと再度挑戦!
しかし.....そんなにすんなりとは行きません。

1.準備

すでにオリジナルのシムは取り外してあるので、それをコピーしながら厚さの加減を前より0.1mm程度多くしようと考えてたのですが、念のため2組作ります。1組は0.2mmの差をつけます。
まずは工具を準備です。
今回ノコギリは小型で目の細かい”竹ひき”というのを買いました。なるべく切りたい形に近く切るとヤスリで削る時に楽なので。

2.削るための治具

3mmのサペリ板を大まかにシムの形をなぞって切ります。
切ったら、削ります。
削るときに両端だけ薄くなることも経験済みなので、板を組み合わせて削るための治具を作りました。


3.削る

 こんな感じでサンドペーパーを下に敷いて治具に両面テープで板を貼り付けて削ります。
ネック側は2.8mm、指板側が2.1mm程度を目標に削ります。

4.穴あけ

そこまでできたら、穴あけです。
前回せっかく削ったのにリーマーで穴を広げようと1枚割ってしまったので、今回は最初から木工用ドリルで穴を開けます。

ととところが、”ガーン”事もあろうに木工用のドリルで指板側シム2枚とも割ってしまいました(T_T)
あ、ありえねえだろうと思っても後の祭りです。ここまで3時間です。

5.やり直し

普段なら、ここでめげて辞めると思うのですが今回は気持ちが切れなかったので、頂き物の鳩サブレを食いながら気を取り直します。
板を削って薄くしてから穴を開けるのが良くないと考えて手順を変えます。
切ったら、削る前に穴を開けてしまいます。

6.無事できました

さらに1時間半過ぎていました。

7.シム入れ替え

またシールを剥がし、ネックを外してシムの交換を行います。
結局予備的に作った厚さの差が大きい方を利用することにしました。

サドルも新品をあててみます。
今回購入したTASQのサドルには型番が印刷されています。わかりやすくてこれは良いです、それに加工精度も上がっている感じがします。

交換完了、と思ったら今度はなんと3弦がきれました〜(泣)
あれこれ10数回外しているし、しょうがないって言えばそうなんだけど。
elixerの3弦は弱い感じがするのでいつもは3弦緩めていないのですけども......

8.出来た!

以前交換した古い弦を張ってとりあえず形にします。
こんなに作って結局1組しか役に立ちませんでした。
ここまで、5時間か......
もう少し、ネックの角度をつけたい感じはするのですが、まあこの辺でしばらく様子をみます。フレット延長線がサドル部分で1mmほど上がった感じです。
ネック側の二本のボルトの締め具合は微妙で、かなりゆるく締めてあるのですがなんかそれも不安材料ですが今後ネックがどう動くか様子を見て考えます、
ですね。

9.それから....

まだ気になっているのが、ES1ピックアップの音質です。
しばらく弾かないうちに(かな?)高音がえらく強く出るようになってしまい、内臓のプリアンプで調整できるのか、PU部分に問題があるのか悩みは尽きないのです。






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