2016年5月29日日曜日

コンタクトピックアップ ARTEC A1-OSJ


10年くらいになる新岡ギター教室販売のピックアップ(ピンになっていないミニフォンタイプのNICO)が付いているのですが、コンタクトの調子が悪いので、代替え品が効くか調査しました。

まずは、小型の懐中電灯をボディ内部に入れてブレイシング状態を確認し、付箋で印をつけます。
ボディ内から懐中電灯でブレイシングの位置を映し出す
大体の位置がわかりました。
これから、PUの取り付け場所を決めるために確認するのですが、最終的にボディ内部に貼りたいのでブレイシングを避けて位置を決める必要があります。


こんな感じで
ARTEC A1です。安いけどもそこそこの音が出るという情報を確かめるべくでも2個も買ってしまいました。


なんと2個
意図したわけではなく、変な音がすると思ったら蓋が取れた!!
本体は金属製でアルミではなく結構な重量があるものの、蓋はプラスチックに銀色の塗装をしたもの。
中には結構大きな半田クズが付いていて、さすがに値段なりです。
重量があるので、組み込む気力が半減しました。
内部の様子

色々と試した結果この位置がベストとなりました。
ただ、2個つけるので問題も多い。
一個だけなら一番バランスの良い場所で決まり!ですが、2個の場合位相の問題が出てきます。
今回は2つのPUを別々にオーディオインターフェースに接続して録音し再生しながら位相を確認しました。 
音量の大きな場合の方が顕著に現れますが、位相に問題があると二つの音を混ぜるといきなり貧弱な音になります。時間軸を拡大して波形を見ても大体分かります。

位置決め中
更に、マグネチックPUとの位相問題もあります。
やっていると何もコンタクトを2個つけなくても良さそうな気になってきます。

結局A1はなかなかいい感じの音を出すのですが、どうもすっきりとしない音になります。音域が狭いというか倍音が少ないというか、きっと重量が影響しているのではないかと思うのですがどうでしょう。

ということで、4000円以上出して買ったものの使わないことになってしまいました。

さて、どうするかな。











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