2022年1月18日火曜日

 オーディオテクニカのマイクAT4040を買ったので周波数スペクトラムを比較してみました。
音が良いとか悪いとかは言えませんが音の感じと合っているのかが知りたいのが動機です。

AKGのC214と悩んでAT4040を購入。
録音してみてなんかスッキリしない音だなと思い周波数スペクトルを比較して見ました。
マイクに指向性切り替えのあるものは単一指向性、ローカットやアッテネーターなどはOFFです。

とはいえ持っているマイクは安いのばかりです。
それでもお気に入りはすっきりリアルな感じのするBlueのBabyBottleと柔らかくてなんとなくいい感じのiSKのBM600です。BM600は1万円くらいのマイクなので期待する方が悪いのですが、でもなんかいい雰囲気なのです。
(部屋の映り込みは見ない事にしてください^^;;)

比較するマイク
 EMM6:測定用マイク
 sE6:SEのペンシル型

 BM600:iSKの安いやつ
 V67G:MXLの安いやつ
   

 BabyBottle:Blueのマイクで今持っている中では一番お気に入り
 AT4040:今回購入







ベリンガーのDEQ9624のノイズ音+モニタースピーカーで音を出しPCのCubaseで録音しています。

1KH近辺を境にレベルが違うのですが部屋の環境でウーハーの音が大きく出ているのかと思います。Tannoyの502(クロスオーバー2.3KHz)ですがこの部屋の環境では低音が響くのでバスレフダフトに詰め物をしていますがまだ足りないようです。

2KHzより少し下の部分は全てのマイクでEMM6より高いのでこの部分は比較しません。


1.EMM6 測定用マイク
比較用のベースとして表示します。これが平らでないということは測定環境が低音の多い環境という事ですね。


2.V67G
50Hz位から下と15KHz以上が下がっているのが特徴的










3.AT4040
V67Gと似た感じです、やはり低いところと高いところは切っている感じです。
これって、どうせ聞こえないところだからなのでしょうか。
気になるのは2.5KHz位のところが少し落ちている。


4.BabyBottle
低域も20KHz近くの高域も落ちていない。
録音した感じでも高域入っている感じがするのでそんなマイクなんですね。

5.BM600
2.5KHz位の落ち込みと高域15KHzでバッサリ切っているあたりは4040とよく似てます。低域は延びています。


6.sE8
ペンシル型のマイクでギター録音用として買ったのですが測定用マイクとよく似てます。
5KHzくらいが少し高くなっている感じですが、おそらくダイアフラムが小さいので測定用と似ているのかなと思ったり。


7.終わりに
このグラフで音質や音の感じが分かる訳ではないのですが4040は低域と高域をカットしてあって大きな特徴もない感じがします。
不思議と録音してみてもそんな感じがします。
BM600とよく似ているのが面白いと思っていますが、MB600で良いんじゃないかとも思ったりします。

で、やはりお気に入りはBabyBottleです。

2021.01